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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

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本日、肩甲骨の制限がものすごく強かった方に対して、

それをリセットする施術をしました。

単純に、動くようになればいいという方法論ではなく、

本人も自分の肩甲骨を、ちゃんと認識できるようにという方法論です。

本人が、肩甲骨の輪郭を認識し始めた時、

「思っていたより、肩甲骨は小さいんですね」と仰っていました。

周辺の緊張が強いと、その緊張と肩甲骨への感覚が混ざって、

実際より大きな物体として肩甲骨を認識しているケースは多いです。

それから、肩甲骨は、背中、カラダの真後ろにあるわけではなく、

思っているより、カラダの横(側面の方)にありますが、

その位置についても、

自分で思っていた位置と違っていた(誤認識していた)と話していました。


肩甲骨の輪郭や、位置などの感覚が正常な方向に整理されていくことで、

動きも、無理のない自然なものへと近づいていきます。

動かしたい対象の実像(大きさ、形、重さ、位置・・・)を

きちんと把握しているからこそ、正しい動きが可能になるのです。


動きを出力、感覚することを入力とすれば、

スポーツでも、エクササイズでも、出力の方が強調されがちです。

ですが、

「きちんと認識する」

という入力情報の整備があればこその、出力なのです。
肩こりなどの症状で来院される方にとっては、

自覚している不調が、首や肩、上背部にあるので、

そこに何かしらの問題があると思って、

その部位を悪者扱いしてしまっていることが多々あります。

しかし、カラダを整える際に、本人が自覚できていない要因というものがあります。

たとえば、地面への接地感であるとか。

私たちは、地面の上に立っています。

それゆえ、土台である接地が崩れてしまっていると、

その上に乗っている部位は、

その崩れを補正したり、

固めることで不自然な安定を作り出したりと、

本来であれば、しなくてもよいはずの労力を

割かなければならなくなります。

つまり、自覚される症状が、肩こりがであっても、

よ~くカラダを眺めていると、土台(足元)の不具合が、

まわりまわって、首・肩・上背部の不調として

感覚されているということがあるのです。

「肩こりが・・・」という方に、接地の話をすると、ほとんどの方が「??」となります(笑)。

仕方がないんですけどね。

なにせ、本人的には、ちゃんと足を使えているつもりになっていますから。

痛くなければ、何も問題がないと思ってしまいますから。

でも・・・

手に入れてみて(取り戻してみて)はじめて、

それが今までなかったことに気付くものです。



足元に不具合がある中で、自覚症状が、肩こりという方に、

接地を安定させるように施術して(場合によっては数回かけて)、

その後、立っていただくと、

直接、首や肩、上背部にアプローチしていなくても

自覚されていた不調が楽になっていたり、解消できていたりする現実に

みなさん驚かれます。

そして、「足って(接地って)大切なんですね~」とおっしゃいます。

「失ってみてはじめて、その大切さがわかる」ということがありますが、

手に入れてみて(取り戻してみて)はじめて、

その大切さがわかるということもあるようです。

スマホを一度使いだすと、あっという間に時間が経っていたりすることがありますよね。

その間、ずっとうつむいた状態でいる方も多いかとは思いますが、

その際に、首や背骨にかかる負担は、かなりのものとなってしまいます。

うつむく首の角度ごとに、首にかかる重さを参考に、

合間合間に伸ばしたりしながら、上手に使いましょう。



うつむいてのスマホ操作で背骨には30キロ近い負担がある:研究結果

携帯電話やタブレットの登場で、私たちの体の支え方は劇的に変わりました。それも悪いほうに。うつむいた状態での機器操作は、首に約27キロの重石を乗せているのと同じことだと、脊椎専門の外科医が試算しています。

米誌『The Atlantic』はこの研究結果を受けて、立った状態でメールを読むのは、8歳児を頭に乗せているようなものだと書いています。

最悪の場合、手術が必要になることも

この研究を行ったのは、ニューヨークの脊椎外科・リハビリ病院(New York Spine Surgery & Rehabilitation Medicine)の脊椎外科主任であるKenneth K. Hansraj氏。コンピューターモデルを開発し、上の画像を作成しました。お察しのとおり、こんな風に頭をうつむけて、首や背骨に大きな負荷をかけてしまっては、健康に良いわけがありません。ところが平均的な人の場合、1日に2~4時間もこの姿勢でいるのだとか。

『Surgical Technology International』誌に掲載されたHansraj氏の論文には、良い姿勢とは、耳が(横から見て)肩の真上にあり、肩甲骨を後ろに引いた状態だと書かれています。この姿勢だと、体にかかるストレスが減り、ストレスに関係するホルモンであるコルチゾールの分泌量が減少するそうです。これに対し、姿勢が悪いと背骨に負担がかかり、摩耗や損傷、変形が若いうちから起きやすくなり、手術が必要になることもあるのだとか。

首の角度が0度だと、首にかかる重さは約4.5~5.5キロ

首の角度が15度だと、首にかかる重さは約12キロ

首の角度が30度だと、首にかかる重さは約18キロ

首の角度が45度だと、首にかかる重さは約22キロ

首の角度が60度だと、首にかかる重さは約27キロ


解決策をいくつかご紹介します。頭をうつむけるのでなく、携帯電話のほうを目の前に掲げるようにしましょう。タイプしたり、タッチスクリーンを操作したりする際は画面を30度の角度(この角度なら手首を傷めません)に、ブラウジングならもっと垂直に近い角度に保ちます。前のめりの姿勢を直すには、首を後ろに引くストレッチもオススメです。(2014年12月8日:lihe hacker)

首や肩周辺の不調を訴える方が、

肩甲骨を動かす様子を観ていると、

肩甲骨上角への意識が、異常に強まっていることが多いです。

「肩甲骨を動かす」ことを「肩甲骨上角を動かす」と錯覚していて、

そのため上角周辺に力を込めてしまっていることが多いのです。

力を込めつつストレッチをするということは、

ブレーキをかけながらアクセルを生んでいるのと同じです。

そのため、本人の感覚的には、強いストレッチ感は得られやすく、

それを「効いている」と勘違いしてしまっているケースもよくあります。



意識するポイントを修正すると、

すぐにその場で、動きやそれにともなう本人の感覚にも

大きな変化が生まれます。

口頭でのアドバイスだけでは、

どうしても難しいという場合には、

施術によってそれを植え付けて、

実感していただくようにしていますが、

一度、実感できると、

肩甲骨や上肢、背中などが

以前よりも「自由になった」という感覚になるようです。



どういう方法でやるかも大切ですが

どういう意識でやっているかも同じくらい重要です。

方法は、その時のカラダの状態に合っていても、

意識の向け方を間違うと効果も薄くなります。

くれぐれも「やっているつもり」にならないようにご注意ください。
肩こりなどの原因は、一つに決まらないことの方が多いものです。

よく言われるところの、

「姿勢が悪い」とか「運動不足」、

「首にヘルニアがある」といったもののほかにも、

目の疲れや不調からくるもの、

喰いしばりなどの顎がらみで起こるもの、

寝不足などの影響、

天候や気候の影響

ストレス由来、

内臓関連などなど、挙げればキリがありません。

実際のところ、

どれか一つだけの要素で肩こりが起こるわけでもなく、

相互に関連していたり、二重三重に層をなしていることもあるわけで、

どれかひとつが原因と特定できるものでもありません。

「これが原因でしょう」と語られる要素についても、

実際のところ、いろいろな背景がある中で、

一番わかりやすく引き金を引いたもの、

という認識であることが多いようです。


ひどい肩こりに悩まされている方ほど、

原因を一つに決めつけずに、

広い視野で自分の今を振り返って、

そのうえで対策を講じた方が、経過はいいようですよ。