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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

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この記事は、すでに目にした方も多いはず。

「腰痛の発症やその慢性化には、心理的なストレスが関与している」

という視点がポイントですね。


腰痛にストレス関与 整形外科学会が診療指針

 日本整形外科学会と日本腰痛学会は30日までに、腰痛の発症や慢性化には心理的なストレスが関与しており、画像検査などでも原因が特定できない腰痛が大半を占めるとの診療ガイドライン(指針)をまとめた。

 重篤な脊椎疾患の兆候がない限り、すべての患者に画像検査をする必要はないとしている。腰痛があればまずエックス線で骨や神経の異常がないか調べる現在の診療の在り方が変わりそうだ。

 腰痛の診療指針は初という。個々の医師の経験や勘により行われてきた診療を、科学的な根拠に基づいて統一的に行うのが目的。【2012/12/30 共同通信】

病院で、変形性腰椎症の診断を受けたことのある慢性腰痛の方から、

 「TVなどの通販で売っているような、

  グルコサミンのサプリメントを摂取したほうがいいのか」

という相談を受けることがありますが、

そうした時に、今回の報告を、

情報の一つとして、紹介できそうです。


変形性腰椎症を伴う慢性腰痛へのグルコサミン投与、痛みの日常生活への影響を改善せず

変形性腰椎症を伴う慢性腰痛に対しグルコサミンを6ヵ月投与したが、日常生活の痛みの改善に効果は認められなかったことが、ノルウェーのオスロ大学病院のPhilip Wilkens氏らが行った、無作為化プラセボ対照二重盲検試験で明らかにされた。グルコサミンを服用する腰痛患者は少なくないが、変形性腰椎症を伴う慢性腰痛に対する効果についての研究は、これまでほとんど行われていなかった。JAMA誌2010年7月7日号掲載より。

グルコサミンを6ヵ月投与、RMDQスコアやQOLスコアを比較

同氏らは、変形性腰椎症を伴う慢性腰痛で25歳以上の患者、合わせて250人を無作為に2群に分け、一方には経口グルコサミン1,500mg/日を、もう一方にはプラセボを、6ヵ月にわたり投与した。

試験開始後、6週間、3ヵ月、6ヵ月、1年後に、その効果について調査を行った。

主要アウトカムは、痛みの日常生活に与える影響についての尺度であるRoland Morris Disability Questionnaire(RMDQ)スコアだった。副次アウトカムは、安静時・運動時の痛みのスコアと、生活の質(QOL)の尺度であるEuroQol-5 Dimensions(EQ-5D)スコアだった。

6ヵ月、1年後ともに両群で有意差なし

試験開始時のRMDQスコアの平均値は、グルコサミン群9.2、プラセボ群9.7と、両群で有意差はなかった(p=0.37)。

試験開始6ヵ月後のRMDQスコアの平均値も、グルコサミン群とプラセボ群ともに、5.0(95%信頼区間:4.2~5.8)だった。試験開始1年後も、RMDQスコアの平均値はグルコサミン群が4.8(同:3.9~5.6)、プラセボ群が5.5(同:4.7~6.4)と同等だった。

また試験開始6ヵ月後から1年後にかけての変化についても、RMDQスコア(p=0.72)、安静時の腰痛スコア(p=0.91)、運動時の腰痛スコア(p=0.97)、QOLに関するEQ-5Dスコア(p=0.20)のいずれについても、両群で有意差はみられなかった。(2010/07/20(火) Care Net.com)

腰椎の調整について、

誘導方向や部位別のセットの違いこそあれ、

側臥位に寝ていただいて、

セッティングをして操作していく方法が、

一般的に使われるテクニックであるかと思います。


しかし、時には、座位で調整を行った方が、

良いこともあります。

抗重力姿位がいいのか、それとも他の理由なのか、

いずれにせよ、座位での調整は使えます。


時折、来院者さんに、

「座った姿勢のまま、整えますね」

と伝えると、

「えっ!このままで?」

とか

「寝なくていいんですか?」

と尋ねられてしまうこともありますけど、

いざ、調整してみると、

「どんな態勢からでも整えられちゃうんですね~」

と、変に感心されてしまいます(笑)
記事中にある、

「持続する腰痛のある人が

 痛みをもたらす行動は避けるべきだと考えていたら、

 徐々に体を動かすことが少なくなり、

 凝りや筋力低下により腰痛が悪化するという悪循環に陥ってしまう。

 患者にこの悪循環に気付かせるには、

 個別またはグループでのセラピーが有用だという」


という点に注目ですね。

安静第一で、過剰なまでに動かすことを拒んでしまっている方も

実際、多くいらっしゃって、それによって、回復させるどころか、逆に、

症状を固定化させてしまっている場合もあるものです。

慢性腰痛から抜け出すためには、

運動を避ける、控えることによる凝りや筋力低下により腰痛が悪化する、

という悪循環にSTOPをかける必要がありますが、

こうした方法によって、

「本人がその悪循環に気付く」

という点がポイントになりますね。




慢性腰痛が認知行動療法で緩和

慢性腰痛患者に対し、考え方の矯正を目的とした認知行動療法(CBT)を実施することによって症状を緩和できる可能性が、英国の研究グループにより報告された。

慢性腰痛は、先進国において日常生活に最も支障を来す身体障害の1つであり、治療には高い費用がかかることもある。研究共著者の1人である英ウォーリックWarwick大学(コベントリー)のZara Hansen氏は「腰痛は身体的な障害であり、心理的な障害ではない。この介入措置は心理学的モデルを利用して腰痛管理の方法をよく理解しようとするものだが、心理療法ではない」と説明している。

英医学誌「Lancet」オンライン版に2月26日に掲載された今回の研究では、腰痛患者701人を対象に、標準治療に加えてCBTを併用する群と、標準治療のみ実施する群に無作為に割り付けた。標準治療では体を動かすことと最適な鎮痛薬の使用について指導し、CBTでは6回のグループセラピーを実施。試験開始時と1年後に全被験者の腰痛を評価した。その結果、CBT群では1年後に1つの障害検査で2.4ポイント、別の検査では13.8%の改善がみられたのに対し、CBTなしの群ではそれぞれ1.1ポイント、5.4%の改善であった。

Hansen氏によると、CBTは心理学的モデルに基づくものだという。例えば、持続する腰痛のある人が痛みをもたらす行動は避けるべきだと考えていたら、徐々に体を動かすことが少なくなり、凝りや筋力低下により腰痛が悪化するという悪循環に陥ってしまう。患者にこの悪循環に気付かせるには、個別またはグループでのセラピーが有用だという。「この介入措置の主な目的は、腰痛のために避けていた運動を再び楽しみ、その恩恵を受けられるようになることである」と同氏は述べている。

米パデューカPaducah疼痛管理センター(ケンタッキー州)のLaxmaiah Manchikanti博士によると、腰痛はますます増えてきているが、その多くはプライマリケア施設で(CBTにより)管理できるという。CBTにかかる費用は鍼(はり)などの治療の約半分であるが、米国では通常、腰痛治療では保険適用とならない。

同氏は、英国では保険が適用され、低コストでこのような治療法が受けられることを指摘。米国以外でなら、他の介入方法や手術の前に、CBTを取り入れることを助言している。別の専門家も、CBTの保険適用は検討に値すると指摘し、今回の研究により少なくともCBTの役割と費用対効果に対する認識が進むことを期待すると述べている。(HealthDay News 2月25日)

腰が反った状態が習慣になっている、

いわゆる「反り腰」。

本日来院の女性の方で、

通っているスポーツクラブのスタジオプログラムにあった

ストレッチポールを使ったエクササイズに出た後、

この反り腰が、良くなったということを教えてくれました。

そのあと、すぐに元のクセに戻ってしまったようですが、

本人的に、ストレッチポールエクササイズの効果を実感したようでした。



さて、その元に戻ってしまったという反り腰。

本日、施術を希望されていた主訴は、違うものでしたが、

せっかくなので、何がそうさせたのかを検証すると、

大腿部前面の緊張、伸張性の低下が関わっているようでした。

この検証過程で、本人もそれを感覚できたようでしたので、

さっそく、大腿部前面の伸張性アップのストレッチを実施。

ふだん、ダンスなどもやっていて、身体を動かしなれている彼女ですが、

この方法は、初めてだったようです。

もちろん、反り過ぎていた腰も落ち着きました。


漠然と、

「ストレッチポールエクササイズをやったら、よくなった」

というところから、一歩突っ込んで検証してみると、

ここに効いてくれたから、よくなったんだという理解へと変わります。

すると、さらに自分の身体のことが分かるようにもなり、

それが、あらゆるセルフケアの実施にも役立ってくれるのではないでしょうか。