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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
“隠れビタミンK欠乏”(潜在性ビタミンK欠乏)の状態にある人は、

そうでない人と比べ、変形性膝関節症になるリスクが1.5倍高く、

軟骨病変のリスクは、およそ2.4倍なそうです。

こういう報告がなされると、おそらく

ビタミンKがらみの食品やサプリメントが売れ始めるのでしょうね。


“隠れビタミンK欠乏”で変形性膝関節リスク1.5倍―米研究

 ビタミン類が不足すると体にさまざまな支障が出てくるが、こうした症状が顕著でないものの実際は不足している“隠れビタミンK欠乏”(潜在性ビタミンK欠乏)の状態にある人は、そうでない人と比べ、膝が痛くて歩行が困難になる変形性膝関節症(関連記事)になるリスクが1.5倍高いと、米ボストン大学医学部のDevyani Misra氏らが、米医学誌「American Journal of Medicine」3月号()に発表した。

軟骨病変リスクは2.4倍

 ビタミン欠乏症は、ビタミンCの壊血病、ビタミンDのくる病、ビタミンAの夜盲症(鳥目)などが代表的。血液を固める効果があるビタミンKの場合は出血に関する症状が多く、新生児メレナや血液凝固時間延長(出血が止まりにくくなる)などが見られる。こうした症状が出ないものの、実際は不足している状態のことを「潜在性ビタミン欠乏」という。

 ビタミンKは骨に働き掛ける作用もあり、骨粗しょう症の治療薬に使われるほど。ビタミンKは海藻類やホウレンソウなどにも含まれているが、とりわけ納豆や青汁、クロレラに多い。ちなみに、血液を固まりにくくする「ワルファリン」という薬を飲んでいる人が納豆を食べてはいけないといわれているのは、このためだ(関連記事)。

 そこでMisra氏らは、ビタミンKと変形性膝関節症の関連を検討した。対象は平均62歳の男女1,180人(女性62%、平均BMI 30.1)。登録時と30カ月後に膝のレントゲンと磁気共鳴画像(MRI)検査を行い、登録時に血液中のビタミンK(ビタミンK1=フィロキノン)の濃度を測定した。

 その結果、潜在性ビタミンK欠乏の人はそうでない人と比べ、レントゲンで変形性膝関節症と診断されるリスクが1.56倍高かった。また、変形性膝関節症の症状の一つ、軟骨の下の骨が硬くなる軟骨病変のリスクが2.39倍だったものの、もう一つの骨棘(こつきょく=骨の突起)ができることとの関連は見られなかった。なお、片側の膝に発症するリスクは1.33倍、両側が2.12倍だったという。

【2013年4月2日 Medical Tribune】

変形性膝関節症に悩む方々は大勢いらっしゃいます。

ビタミンDが、骨の健康に利益をもたらすことが知られていて、

変形性膝関節症または変形性股関節症で血漿ビタミンDレベルが低い患者さんは、

関節軟骨の構造的な変化が進行するリスクが高いことを示唆する疫学データがある一方、

今回の報告によれば、そうした方々に、ビタミンDを2年間投与しても

膝痛や軟骨体積に影響しない(有意な効果は無い)ようです。


変形性膝関節症へのビタミンD投与は膝痛や軟骨体積に影響せず
2年間投与して偽薬と差なし、米国の無作為化試験
大西淳子=医学ジャーナリスト

 変形性膝関節症(膝OA)患者にビタミンDを2年間投与し、血漿中の25-ヒドロキシビタミンDレベルを36ng/mL超に維持するよう用量調整しても、膝痛の重症度や関節軟骨体積の減少の程度に偽薬群との有意差は見られないことが明らかになった。米Tufts Medical CenterのTimothy McAlindon氏らが行った二重盲検の無作為化試験の結果で、論文は、JAMA誌2013年1月9日号に掲載された。

 ビタミンDは骨の健康に利益をもたらすことが知られており、変形性膝関節症または変形性股関節症で血漿ビタミンDレベルが低い患者は、関節軟骨の構造的な変化が進行するリスクが高いことを示唆する疫学データがある。そこで著者らは、ビタミンDサプリメントがOAの症状と軟骨の構造変化に及ぼす影響を調べるために、2年間の二重盲検の無作為化試験を行った。

 Tufts医療センターで、06年3月から09年6月まで、45歳以上の症候性膝OA患者146人を登録した。平均年齢は62.4歳、89人(61%)が女性で、115人(79%)が白人だった。ビタミンDサプリメントを800 IU超接種している患者などは除外した。

 登録患者を無作為にコレカルシフェロール(ビタミンD3、73人)または偽薬(73人)に割り付けた。コレカルシフェロールの開始用量は2000 IU/日とし、血清レベルが36~100ng/mLになるよう調節した。

 主要評価指標は、治療開始から2年後の膝疼痛の重症度(WOMAC疼痛スコアを用いて評価。スコアは0~20、0は疼痛なし。臨床的に意義のある変化は3.94以上)と、軟骨組織の体積の減少(MRIにより測定)とした。2次評価指標は、身体機能(20m歩行に要する時間と、椅子からの起立に要する時間)、膝の機能(WOMAC機能スケールを用いて評価。スコアは0~68、0は障害なし。臨床的に意義のある変化は6.66以上)、関節軟骨の厚さ、関節裂隙幅(X線画像から判定)などに設定。左右の両関節に症状がある患者については、より症状が重い方の膝関節を評価対象にした。

 85%の患者(ビタミンD群88%、偽薬群82%)が試験を完了した。

 ベースラインの膝痛は、ビタミンD群の方が幾分強い傾向が見られた。平均スコアはビタミンD群が6.9(95%信頼区間6.0-7.7)、偽薬群が5.8(5.0-6.6)(P=0.08)。膝の機能もビタミンD群の方が低かった。平均スコアはビタミンD群が22.7(19.8-25.6)、偽薬群が18.5(15.8-21.2)(P=0.04)。

 ベースラインの血漿25-ヒドロキシビタミンD値の平均は、ビタミンD群が22.7ng/mL、偽薬群が21.9ng/mLだった(P=0.62)。24カ月後の時点では、両群ともに25-ヒドロキシビタミンD値が上昇、上昇幅の平均は、ビタミンD群が16.1ng/mL(13.7-18.6)、偽薬群は2.1ng/mL(0.5-3.7)だった(P<0.001)。

 膝痛は両群ともに低下した。スコアの変化の平均はビタミンD群が-2.31(-3.24から-1.38)、偽薬群は-1.46(-2.33から-0.60)で、有意差なし(P=0.17)。軟骨体積は両群ともに減少しており、変化の平均はビタミンD群が-4.30%(-5.48から-3.21%)、偽薬群は-4.25%(-6.12から-2.39%)(P=0.96)だった。

 2次評価指標にも全て有意差は見られなかった。

 有害事象の発生率も同様で、ビタミンD群が64%、偽薬群が63%だった。

 症候性の膝OA患者に対し、血漿中の25-ヒドロキシビタミンD値が36ng/mL超になるようビタミンDサプリメントを2年間投与しても、膝痛の強度や軟骨体積への影響は見られなかった。

 原題は「Effect of Vitamin D Supplementation on Progression of Knee Pain and Cartilage Volume Loss in Patients With Symptomatic Osteoarthritis: A Randomized Controlled Trial」、概要は、JAMA誌のWebサイトで閲覧できる。(1月25日:日経メディカルオンライン)

膝ざの故障などからの回復過程で、

膝の可動域が小さくなって、

とくに膝が思うように曲がらない、という状況の時に

回復目標の目安になるかと思います。

日常の様々な動きの中で必要な

膝の関節可動域の目安です。

(※ 文献などによって若干差はあるようです)


 歩行  60度

 走る  135度

 階段のぼり  80度

 階段くだり  90~100度

 正座  150度

 しゃがむ  115~130度

 自転車  120度

 
ご参考になさってくださいませ。



    
暖かくなってきて走り始めた方もいらっしゃいます。

参考までに。


ランナー膝(ひざ)の原因

一般的に“ランナー膝(ひざ)”と呼ばれる膝蓋(しつがい)大腿関節痛は、膝と大腿部がつながる膝蓋骨の前面に鈍い痛みを引き起こす症状をいう。

膝に過大なストレスを与える活動によって、ランナー膝のリスクは増大する。米国整形外科学会(AAOS)によると、ランナー以外にも、スキーヤー、サイクリスト、サッカー選手などでも発症する可能性がある。

AAOSは、ランナー膝発症に寄与する因子として下記のようなものを挙げている:

・膝蓋骨の位置が悪い。

・膝関節の脱臼。

・その他の膝損傷。

・過激なトレーニング、もしくは膝の過剰使用。

・大腿筋が弱い、バランスが崩れている、もしくは硬い。

・扁平足。

(HealthDay News 4月18日)

再生医療も、どんどん研究が進んでいるようで、

大きな期待がもてます。

壊れた身体の再生は、最先端の医療にまかせて、

私たち手技療法家は、リハビリテーションとは違った角度から、

身体の機能をとらえる。

そして、整えていく。



受け売りですけど、手技療法をやっている人間は、

“庭師”

のスタンスで、みなさんの身体と向き合っていく。

これに尽きるな。



東京医科歯科大、研究グループ 膝の半月板、自身の細胞で再生

 ■軟骨で成果 世界初、臨床応用へ

 激しい痛みや腫れを伴う変形性膝関節症の原因になる半月板損傷について、自分の膝の滑膜の幹細胞を取り出して培養し、それを注入して半月板を再生させる医療が東京医科歯科大学の関矢一郎准教授(軟骨再生学)の研究グループによって実用化されることになった。半月板再生の臨床応用は世界初という。厚生労働省によると、自覚症状のある変形性膝関節症の患者数は約1千万人と推定され、半月板再生医療に注目が集まりそうだ。

 半月板は膝の骨と骨の間で衝撃を和らげるクッションの役目を果たす軟骨組織。過度のスポーツによる損傷や加齢によって、摩耗したり変形した場合は治りにくく、これまでは糸で縫合したり、傷ついた箇所を切除するなどの治療が行われてきた。

 関矢准教授のグループは、滑膜が軟骨などの損傷が起きると傷を治そうと関節液中に幹細胞を増加させ、損傷した箇所を自己修復しようとする機能に着目。滑膜を取り出し、患者の血液で分離した血清によって増やした幹細胞組織を注射で複数回、損傷箇所に注入することにした。

 関矢准教授らは平成20年から膝の軟骨が損傷、欠損した20~51歳の患者12人にこの治療を施したところ、7割で軟骨が再生した。これを半月板の再生に応用する方針。関矢准教授は「滑膜幹細胞は年齢にほぼ関係なく、体外で増やせる。まずは外傷性の半月板損傷の患者を対象にし、加齢による変形などの患者にも応用したい」としている。【産経新聞 1月7日】