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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

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米Rush大学のAron S Buchman氏らが行った試験で、肥満指数(BMI)の減少は、アルツハイマーの発症リスク増大に関与しているということが明らかになったというニュースを見ました。
これは1993年からNIH(米国立衛生研究所)や米国厚生省(HHS)などの助成を受けて行われている老化やアルツハイマー病についての長期研究で、アルツハイマー発症前から定期的にBMI値を調べた研究はこれが初めてだということです。
65歳以上の被験者約820人を対象に実施され、平均BMI値は27.4だったそうです。
これによると、BMI値が年間1減少した人は、変化がなかった人に比べてアルツハイマー発症のリスクは約35%増加したとのこと。
慢性疾患や年齢、性別などを補正し、試験開始時点ですでにアルツハイマーを発症していた可能性のある人を除外したうえでも同様の結果だったということです。
このことから、高齢者で説明不能なBMI値の減少が見られる場合には、アルツハイマー病の初期徴候であり、その後に明らかな記憶障害が始まる可能性があることを示唆していて、その背景として、アルツハイマーの臨床的徴候が明らかになる前に何らかの形でBMI減少に影響を及ぼす可能性が考えられているようです。
ちなみにBMI値とは、「ボディ・マス・インデックス」のことで、肥満の度合いを体重(㎏)÷身長(m)2の計算式に当てはめて算出する方法で、BMI指数が25以上あると肥満ということになります。
またBMI指数22は病気になる率が最も低く、理想的な指数とされています。
一般に加齢に伴って、BMI値や体脂肪率などは増加する傾向にあるといわれています。
年を重ねることで、余分なものが体に溜まっていくとみるか、必要だから溜まっていくとみるかで、大きく意見が分かれるとは思いますが、このような報告を見るたびに、後者の目線で評価していくことも必要なのかなって思いますけど。