FC2ブログ
「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

2006/07 |  12345678910111213141516171819202122232425262728293031 | 2006/09

盛岡もようやく梅雨が開け、短~い夏へ突入。
空の青さが気持ちのいい一日でした。

さて、本日の注目記事より。

血中脂質高値が関節リウマチリスクに

〔ニューヨーク〕 VU大学医療センター(オランダ・アムステルダム)のVokko P. van Halm博士らは,血中脂質値が高いと,10年以内に炎症性関節疾患である関節リウマチ(RA)を発症するリスクが高いとAnnals of Rheumatic Disease(2006; オンライン版)に発表した。

脂質が動脈壁を硬化
 この研究は,オランダの血液銀行における2,000以上の献血サンプルの分析に基づいて行われた。van Halm博士らは,1984~99年に血液を提供し,10年以上を経てRAを発症した79例(1,078凍結サンプル)について総コレステロール(TC),HDLコレステロール(HDL-C),トリグリセライド(TG),アポリポ蛋白質A,Bとリポ蛋白質(a)などの脂質の成分分析を行った。
 献血サンプルからランダムに抽出した年齢,性,保存期間がマッチする1,071検体と比較した。のちにRAを発症するサンプル群は,発症しない群と比べて循環血中脂質のバランスが悪いことがわかった。平均してTCは 4 %高く,HDL-Cは 9 %低かった。TGは17%高く,アポリポ蛋白質Bは 6 %高かった。これらの数値は動脈壁が脂肪沈着によって肥厚し,硬化したことにより虚血性心疾患リスクが上昇したことを示唆している。
 この結果は,心血管疾患リスクとRAとの相関関係の説明に役立つであろう,と同博士らは述べている。血中脂質レベルが高いことは,RAなどの炎症や炎症性疾患に罹患しやすくすると推測されている。


関節疾患といえど、「関節を無理に使ってきた」とか「歳のせい」とか、よく言われる原因のみに目を向けるのではなく、もっと総合的にその原因などを検証する必要があるということでしょう。

とかく、血中脂質レベルについては、心疾患などの内臓疾患に結び付けたくなりますが、短絡的思考に陥らずに、一見つながりの浅そうな、関節機能や免疫機能ともつながっていることを肝に銘じよう。