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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

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本日の注目記事より。


ウエートトレーニングで眼圧が上昇
正常眼圧緑内障との関連を示唆

〔ワシントン〕 特殊眼科学研究所とUNIPLAC医学部(ともにブラジル・ブラジリア)のGeraldo Magela Vieira博士らは,ウエートトレーニング中に呼吸を止めることは,眼圧の一時的な上昇を引き起こすことがあるとArchives of Ophthalmology(2006; 124: 1251-1254)で警告している。

トレーニング歴の問診が必要
 ランニングやサイクリングなどの有酸素運動や,ウエートトレーニングなどの無酸素運動の後では,一般的に眼圧が低下するとされている。口と鼻を閉じて呼気を行うように加圧して,空気を耳管に通すバルサルバテスト中にも,閉じられた気管で空気が胸部を強く圧迫し,眼圧が上昇することが報告されている。この現象は,咳や嘔吐,管楽器演奏時のほか,時にウエートトレーニングの際にも起こる。
 そこで,Vieira博士らは,ウエートトレーニング中の眼圧変化を検討するために,緑内障に罹患していない18~40歳(平均年齢26歳)の正常眼圧(21mmHg未満)男性30例を登録し,4 回繰り返すベンチプレス・トレーニングを,(1) 3 回は息を吐きながら,4 回目は息を止めて行わせる(2) 4 回とも息を吐きながら行わせる-の 2 種類のモードで実施した。眼圧測定は,(1)群では右目の眼圧をトレーニング前と最中に,(2)群では左目の眼圧をトレーニング前,最中,終了 1 分後に測定した。
 初回のトレーニング中の眼圧上昇は,(1)群では27眼(90%,平均4.3mmHg)で認められ,(2)群では18眼(62%,平均2.2mmHg)で認められた。同博士は「ベンチプレス時にバルサルバテストに類似した動作を行ったことが眼圧上昇の原因と思われる。(1)群で眼圧上昇率が大きかったのは,眼圧測定中に息を止めさせたため,肺に空気が保持され,胸郭内の圧力が高まったためと思われる」と述べている。
 眼圧が頻繁に変わるような生活をしている場合,正常眼圧緑内障など特定の緑内障の発症率が高く,継続的なウエートトレーニングは,緑内障進行の危険因子となりうる,と同博士は示唆。さらに,「ウエートトレーニング経験がある正常眼圧緑内障患者では,トレーニング中に断続的な眼圧上昇を起こしていた可能性がある。同患者の診察では,定期的なウエートトレーニング歴の聴取を問診に含めるべきであろう」と述べている。
Medical Tribune[2006年11月9日 (VOL.39 NO.45) p.73]



コアなトレーニング愛好者ほどその傾向がありますよね。
トレーニング中、必死さのあまり血管を浮き立たせ、目玉がこぼれそうなほど引ん剥いて、トレーニングに集中される方もいますから、注意ですね。

背景も考えると、高重量を扱うトレーニングをしている方に、注意を呼びかけても、なかなか伝わりづらいところはあるとは思いますが、せっかくのトレーニングですからね、安全に行っていただきたいものです。