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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
今日は快晴だった盛岡も、ここ数日は雪がちらつき始めてきました。
骨粗鬆症の心配がある方にとっては、冬の雪道はヒジョウに嫌なもの。
雪道で、転んで骨折してしまうリスクが多くなりますからね。
カルシウムは十分取っているけど・・・という方の中で、骨粗鬆症がなかなか良くならないという方、あるいは将来に向けて予防をしておきたいという方にとっての耳寄り情報です。


ビタミンK不足は骨粗鬆症の危険因子

〔米ミシガン州アナーバー〕 ミシガン大学看護学部(アナーバー)のJane Lukacs博士らは,ビタミンKの機能障害が骨の健康を損ない,骨粗鬆症の発現に寄与する可能性があることがわかったとMenopause(2006; 13: 799-808)に発表した。

骨蛋白質の機能発現に必須
 今回の研究では,更年期に起因すると考えられる骨量減少が測定される前の段階から,エストロゲン低下の早期影響の 1 つとして骨内でビタミンKの機能障害が観察された。
 Lukacs博士は「われわれの研究から,健康な女性に対するビタミンKの一般的な推奨摂取量は,更年期開始時の骨の健康を維持するには不十分であることが示唆される」と述べている。
 ビタミンKは,オステオカルシンと呼ばれる骨蛋白質の機能を十分に発現させるために必須である。十分な量のビタミンKが存在すると,この蛋白質のカルボキシル化(蛋白質の形状が変化してカルシウムと結合しやすくなる化学修飾)が起こり,骨構造の一部となる。適量のビタミンKが介在すると,オステオカルシンは骨環境であたかも接着剤のようにカルシウムと結合する。
 今回の研究はボランティアを対象としており,80%が白人,残りはアフリカ系,ラテン系,アジア系の米国人であった。全員が健康な中年または若年女性であった。研究には骨検査,食習慣を明らかにするための聞き取り調査,body mass index(BMI)測定,腰椎と非優位(利き手側とは反対)側の腰部の骨ミネラル濃度の測定が含まれた。
 ビタミンKは緑色の葉野菜,緑黄色野菜,植物油に含まれているが,大部分の人は骨の健康促進に十分な量のビタミンKを一貫して摂取できていない。マルチビタミン剤にはビタミンKを含有しているものが少なく,たとえ含有していても最小限の量しか含まれていない。ビタミンKのサプリメントの摂取を考慮している人は,摂取前に医療アドバイザーに相談すべきである。また,血液の抗凝固薬を服用している人はビタミンKを摂取すべきでない。

緑黄色野菜の摂取を推奨
 では,女性はどのようにすればよいのだろうか。Lukacs博士は基本に立ち返ることを示唆しており,「更年期の初期段階には,緑黄色野菜と植物油の毎日の摂取量を増加させるべきである。閉経前女性の腰部の骨密度は,更年期が始まるかなり前の40歳代後半から低下していることが確認されたことから,思春期と青年期には体重負荷運動を取り入れることが非常に重要である」と述べている。
 同博士は「骨粗鬆症の発病と骨折リスクには多くの要因が寄与している。今回の研究の目標の 1 つは,ビタミンの栄養状態,生殖状態,年齢が特性化されている女性集団の骨の健康において,新しい栄養因子としてビタミンKが果たす役割を調べることであった。これは記述的研究ではほとんど行われない試みである」と説明している。
 今後,将来的な骨折リスクが懸念される女性について,閉経直後のビタミンKの補完が付加的な介入を提供するか否かを調べることが重要である。
 今回の研究はPfizer社から助成を受けた。この知見は内分泌学会の集会で発表された。
(Copyright 2006 DoctorsGuide.com)
Medical Tribune[2006年11月30日 (VOL.39 NO.48) p.06]


骨粗鬆症には、カルシウム!

は、もはや常識ですが、それだけでOKではありません。

言い古されてはいますが、バランスの良い食事(栄養摂取)が大切なのです。