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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
関節は関節、内臓は内臓、という感じで、身体構造と実際の不調とは、切り離して考えてしまっている習慣、風潮は、秋穂変わらず根強いところですが、カラダはつながっています。お忘れなく。


~腸内細菌による脊椎関節炎~
分子構造の相同性が原因
〔独ウィースバーデン〕 常在腸内細菌,腸管感染性細菌にかかわらず,腸管内に存在する特定の細菌抗原が関節内に到達すると,炎症が引き起こされる。Dr.-Horst-Schmidt病院(ウィースバーデン)第 4 内科のElisabeth Märker-Hermann教授は「その原因は生体固有の蛋白質と細菌との分子構造の相同性にあると考えられ,脊椎関節炎の発症においては腸粘膜の変化と腸管内における細菌の変化が重要な役割を果たすことが明らかになった」とAktuelle Ernährungsmedizin(2006; 31 Suppl.2: 147-151)に発表した。

免疫蛍光法で抗原を検出
 脊椎関節炎には,強直性脊椎炎(ベヒテレフ病)のほか,乾癬性関節炎,反応性関節炎,および慢性炎症性腸疾患と関連する関節炎などがある。これらの疾患は背痛や脊椎炎を引き起こし,大関節における非対称性関節炎の原因となる。ほぼすべての脊椎関節炎ではHLA-B27が陽性である頻度が明らかに高い。
 反応性脊椎関節炎は,ネズミチフス菌,B群赤痢菌,腸炎エルシニアまたはカンピロバクター・ジェジュニへの感染後に生じるが,関節腔からは細菌が検出されない無菌性の免疫反応性関節炎である。これらの病原菌に感染すると,まず下痢を生じる。感染者の約 2 %は数週間後に非対称性の少数関節炎を発症し,その約20%が慢性化する。同関節炎では多くの場合,多量の滲出液が認められるが,そこから病原体が検出されることはない。しかし,免疫蛍光法では抗原が検出され,抗原成分に対する強い免疫反応が生じる。腸管と関節からは,細菌が既に体内から消滅している場合でも特異的CD8陽性T細胞が検出されうる。
 反応性脊椎関節炎のモデルによる説明の前提となるのは,HLA-B27分子がT細胞に提示する細菌のペプチドと生体固有のペプチドとの分子構造上の相同性である。この細菌蛋白質は生体固有の組織と共通の認識モチーフを有するため,細菌を標的とするキラー細胞が生体組織に攻撃を加えてしまうことになる。
 このモデルは,ベヒテレフ病などの脊椎関節炎にも当てはまると考えられる。関節リウマチ(RA)の場合には,常在腸内細菌の細胞壁成分が免疫反応に影響を及ぼすと推測されている。
Medical Tribune[2006年12月28日 (VOL.39 NO.52) p.07]



免疫機能を考える時、腸を無視するわけにはいきません。
腸は、「第2の脳」とも言われ見た目やそこから受ける印象よりも、ず~っとスゴいことをしています。
健全な腸内環境や腸の働きなくして、健康は成り立ちません。

関節炎や関節機能にかかわる障害においても腸、それから内臓全般とのつながりを十分に考慮に入れる必要があるのです。

今年はこのあたりの情報もしっかりと発信していきますので、よろしく。