FC2ブログ
「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
画像診断などで、原因がつかめない疼痛は「うつ病」ということになってしまわなければいいのですが・・・
抗うつ薬の服用で、疼痛が減少した場合、「ほら、あなたの痛みはうつ病からくる痛みだったんですよ」と片付けられることもあるそうな。
画像上に評価できないカラダの機能的な失調もありますから、お医者さんもそこまで視野を広げてもらえたらいいのになーと思います。

うつ病の診断基準などを専門医の方からお聞きしたことがあるのですが、その先生の話によると「まだまだ確定的な基準ではなくて、言い方を変えると、誰でもうつ病にすることも可能なのよ」とのこと。

盲目的に

画像上異常が見られない疼痛=うつ病

としてしまわないよう、私たちも気をつけたいものです。


うつ病患者の約9割に疼痛症状

〔ベルリン〕 うつ病患者は身体的症状,特に痛みを訴えることが多い。シャリテ病院(ベルリン)のMichael Linden教授は,現在進行中(今年末まで継続予定)の観察試験PADRE(Painful Physical Symptoms in Depressed Patients- Relation to Treatment Outcomes in Clinical Practice)の第 1 回目の中間結果を,Boehringer Ingelheim社とEli Lilly社共催の記者会見で報告した。これにより,うつ病と疼痛が併存する実態が明らかになった。
 PADRE試験では,早期の疼痛緩和がうつ病の治療に対してどのような影響を与えるかが検討されている。被験者は,急性の抑うつエピソードのためにセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬(SNRI)のduloxetine Hclを初めて処方された患者4,300例である。同薬は二重の作用機序により,抗うつ作用に加えて鎮痛作用も示す。
 これまでに登録された患者(2,751例)の70%以上で,うつ病に加えてなんらかの身体的疾患の共存が認められ,その半数がしばしば欠勤や早期年金生活の原因となる筋骨格疼痛症候群を生じていた。また,共存症として多く見られる精神疾患は身体表現性の障害で,被験者の約45%に認められた。
 試験に協力した医師の話では,全被験者の約90%ではっきりした疼痛症状が確認されたという。うつ病の重症度による大きな違いは認められなかった。
[Medical Tribune 2007年6月28日 (VOL.40 NO.26) p.06]




うつ病と疼痛との直接的な、あるいは間接的な因果関係やその機序がはやく明らかになってもらいたいですね。

「病は気から」という言葉で、まとめてしまうのは簡単ですが、その背景をぜひとも知りたいものです。