FC2ブログ
「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
本日は便秘の話題。
仙骨などの骨盤調整によってお通じが良くなったという声も多く聞かれますが、そのメカニズムは仙骨などへの調整刺激によって仙骨神経に反応が出ているためと考えられていましたが、それを裏付ける研究なのでは?
的確に仙骨神経の反応を引き出せるか否かは施術者の技量などにもよるでしょうけれど、ペースメーカーを植え込まなくても何とかなるかとは思いますが。

ちなみにこの研究で話題となっている特発性便秘とは、腸機能異常による便秘で、おおきく分けて弛緩性便秘と痙攣性便秘の2つに分類されます。弛緩性便秘は、腸管運動の低下によるもので、痙攣性便秘で、腸の一部の緊張が高すぎて、内容物の移動が妨げられることにより便秘をきたします。



特発性便秘に仙骨神経刺激
排便状態や健康度が改善
 〔ワシントン〕 聖マークス病院(ロンドン)生理学のThomas C. Dudding博士らは,特発性便秘患者に仙骨神経を刺激するペースメーカーを植え込むことで症状が有意に緩和すると米国消化器病週間(DDW)2007で報告した。

週平均3.4回から6.1回に
 研究責任者のDudding博士は「特発性便秘に対する緩下薬の使用やバイオフィードバックなどの従来の治療法は奏効率が低かった。また,結腸切除術など従来の手術療法も失敗率が高く,疾患を誘発していた」と述べた。
 同博士らは,緩下薬とバイオフィードバックによる治療に抵抗性の便秘患者65例(うち女性58例,平均年齢40歳)を登録し,治療前の状態を対照として仙骨神経刺激の有効性を検討する多施設前向き試験を実施した。まず,腰のベルトに一時的な体外ペースメーカーを21日間装着させて仙骨神経刺激を行い,50%以上の症状改善が確認された43例(66%)に永久ペースメーカーを植え込んだ。
 平均12か月の追跡で,週平均3.4回であった排便回数が6.1回に,週平均2.4日であった排便日数は4.4日に改善された。さらに,1 回の排便に要する時間は平均17.6分から9.3分に短縮され,排便時のいきみの必要性も週4.4回から2.9回に減少した。
 腹痛の頻度は週4.4日から2.0日に減少した。スコア 0 (重度)~100(症状なし)のVisual Analogue Scaleによる症状評価では,登録時の18から追跡終了時には66に改善した。
 患者の主観的報告では身体機能,一般的健康度,活力,社会的機能,精神的健康度が有意に改善していた。また,直腸通過に時間がかかっていた30例の約半数で通過時間が正常になった。
 同博士は「従来の治療法に抵抗性の特発性便秘患者において,仙骨神経刺激の耐容性,有効性はともに高いことが確認された」と結論した。
[Medical Tribune 2007年7月5日 (VOL.40 NO.27) p.05]




便秘の方、仙骨神経ですぞ!!