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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
瞑想などが心身のリラクゼーションなどを導いて、健康問題を緩和するという取り組みは、古くて新しい方法のひとつですが、確定的な根拠はまだ明らかではないようです。
瞑想そのものの習熟レベルなども影響するでしょうから、個々でその効果にばらつきはあるのは当然だと思います。
まだ確定的な根拠が明らかでは無いというだけで、それ自体を否定するのは短絡的かな。


瞑想が健康を促進させる明確な証拠なし

瞑想(meditation)が健康問題を緩和するという確定的な証拠のないことが、過去の蓄積データを徹底的に検証したカナダ、アルバータ大学Capital Health Evidence-based Practice センター(エドモントン)の調査で明らかになった。

研究者らは高血圧、心血管疾患、薬物乱用など、さまざまな状況に対する瞑想の効果に焦点を当てた813件の研究を分析した。対象となった瞑想法は、マントラ瞑想法(マントラが注意の役目を果たし、呼吸の変わりに2つの音に集中する瞑想法)、マインドフルネス瞑想法(自己洞察瞑想法で呼吸法をベースとする)、ヨーガ、太極拳、気功の5種類。

ある種の瞑想法が血圧やストレスの軽減に効果があり、ヨーガなどの手法が、健康な人の言語創造性を向上させ、心拍、血圧、コレステロールを低下させるとする研究がいくつかみられたが、著者らは、これまでの研究は研究手法の質が低いなどの問題があり、瞑想の健康効果について確実な結論を引き出すのは不可能だとしている。

研究者のKenneth Bond氏は、今回の調査は、瞑想に治療価値がないと証明したわけではないが、開業医に対して、「効果に関する証拠は決定的ではない」という情報が提供できるという。また、もう一人の研究者のMaria Ospina氏は、一般の人々に対して「瞑想法の選択は、より決定的で具体的な証拠が示されるまでは、今後も個々の経験や好みにゆだねられる」と述べている。

今回の調査は、米国立衛生研究所(NHI)下部組織の米国立補完代替医療センター(NCCAM)の資金提供で実施され、「Meditation Practices for Health: State of the Research 」7月号に報告された。

(2007年7月12日/HealthDayNews)





こうしたある方法に対しての効果の判定やその根拠を探る研究において、被検者○○人中△△人に効果があって・・・云々というところで語られたりもしますが、これも情報を提供する側、治療や施術をする側の人間にとっては、注意が必要ですよね。
「この方法が効く」という場合、「約9割の人に対して有効でその根拠はこうなっています」という方法がその治療や施術の主流となっていくのですが、一方で「効果は1割の人にしか認められませんでしたが、こういう方法もある」という方法を切り捨ててしまうわけにはいきませんよね。
患者さんが9割の中に入っているのならばさほど問題はないのですが、そこからもれてしまった場合、「一割の人にしか効果は認められなかったけれどこういう方法もあるよ」という選択枝は引き出しの中にいれておかないといけません。
研究は、有効度の高いものほど、あるいはそれ相応の利権的なキックバックが期待できるものほど積極的に進められていくことが多いようですが、有効度がそれほど高くない方法でも、それによって救われる人もいるわけですから、そういった方面に関しても研究されていくといいなーと思います。