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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
「睡眠の質が大事である」ということがここでも取り上げられています。
人生の三分の一は寝ているわけですから、有意義な人生を送るということは、有意義な睡眠をとるということ。
質の高い睡眠がなかなかとれていない時には、施術を受けて、ココロとカラダを整えてみるのもいいかも(ちょっと宣伝)


高齢女性の認知障害に睡眠が関係

〔サンフランシスコ〕サンフランシスコ復員軍人局医療センター(SFVAMC)の老年精神科長でカリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)精神科・神経内科・疫学・生物統計学のKristine Yaffe教授らは「65歳から13~15年を経過した時点で認知障害を発症した女性は,そうでない女性に比べ睡眠の質が悪い」とする研究結果をNeurology(2007; 69: 237-242)に発表した。


"長く"ではなく"よく"眠るが大事
 筆頭研究者のYaffe教授は「女性の認知障害は一晩当たりの総睡眠時間ではなく,断続的な睡眠に関連している。つまり,どれほど長く眠るかでなく,どれほどよく眠るかが問題である」と述べている。
 同教授は,認知障害と断続的な睡眠との関連について想定できる 3 つの説明を考えている。まず,最も可能性の高い理由は,アルツハイマー病などの神経変性により認知障害が始まったとしても,その変性は睡眠を管理する脳領域にも影響を及ぼすということである。
 同教授は「睡眠は非常に複雑で,われわれが完全には理解していない一連の神経機能の調節を必要としている。神経変性疾患がその発症時から睡眠中枢にも影響を及ぼしているとしても,おかしくはない」と指摘している。
 もう 1 つの可能性は,認知障害になりかけている人は,それに気付き,不安になって,睡眠も障害されるということである。
 また,脳の炎症や遺伝子変異などの因子が,全体として認知障害と睡眠障害を同時に引き起こすのかもしれない。
 同教授らは1986年に開始され,現在も進行中の骨粗鬆症の危険因子に関する大規模な前向き研究の被験者のうち2,474例の女性について検討した。研究開始時の被験者の平均年齢は68.9歳で,認知健全性は研究期間を通して定期的に,(1)Mini-Mental State Examination(2)Trail Making Test, Part B(通称Trails B)―の標準的な認知テストで測定した。

認知の変化が先かその逆か
 研究開始から13~15年後に,被験者はアクチグラフの連続24時間を 1 回として 3 回以上,装着された。これは手首に装着する小さな装置で,睡眠と覚醒状態を精密に判別できることが先行研究で示されている。
 両方の認知テストの成績が経時的に低下している例は,成績が低下しない例に比べて入眠が有意に困難で,睡眠中断も多かった。Trails Bの成績が低下した例では,日中の居眠りも有意に多かった。
 年齢,教育,うつ病,運動,健康状態などの人口学的因子で調整後も認知障害と劣悪な睡眠との関連が認められた。
 Yaffe教授は「認知に問題のある例では,睡眠にも問題があることは知られていたが,それらの研究の多くはナーシングホームの重度認知症患者を対象としたものであった。われわれの研究は,研究開始時には認知症でなかったコミュニティー居住の健康な女性において睡眠と認知の関係を検討した最初の研究である」と見ている。
 同教授はこの研究結果について,いくつかの注意を促している。まず,男性とアフリカ系女性は,骨粗鬆症性骨折の頻度が低いので,当初の骨粗鬆症研究から除外されている。さらに,睡眠パターンは 1 回測定されただけの「言うなればスナップショットである」。
 しかし,同教授は,研究グループがこの研究コホートにおいて今後とも睡眠パターンと認知健全性を追跡し続けるよう米国立衛生研究所(NIH)から助成金を得たと述べ,「認知の変化が睡眠障害をもたらすのか,その逆が真実なのか,あるいは両者が共通の原因から生じるのかを明らかにできそうだ」と述べている。
[Medical Tribune 2007年8月30日 (VOL.40 NO.35) p.02]





「寝る子は育つ」

と、昔からいいますが、大人になってもやっぱり「よく寝る子」でありたいものです。