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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
ストレス症状は、大人だけに限らず小児までとは・・・

そもそも、ストレスというものに大人も子供もありませんから、子供にストレス症状が出ること自体に不思議はないんですけどね。

感覚的に、こんな世の中でいいのかな?って思います。

ちなみに、ストレス症状は、ストレスに対して、アドレナリンをはじめとするストレスホルモンが血中に放出され続け、全身のバランスが崩れることによる、睡眠障害、頭痛、腹痛などの症状が代表的です。



小児や青年の多くにストレス症状
親や教師が症状の見張り役に

〔ベルリン〕ストレスは成人に特有の問題ではない。ストレスと結び付けることが可能な症状は小児や青年においても散見される。そこで,ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は,インターネットを積極的に活用して若者向けのストレス解消プログラムの実践を提唱しているビーレフェルト大学(ビーレフェルト)心理学・スポーツ科学部のArnold Lohaus教授に話を聞き,その内容を同省発行のNewsletter(2007;32: 8-9)で紹介した。

親の"最善のこと"が子供に負担
――なぜ,これほど多くの小児と青年がストレスを感じているのか。
 「今日,成長期の若者には,過度の期待が突き付けられている。ストレスの原因は,特に学校とそこで得るべき成績,さらに時間的切迫感である。テニスやピアノのレッスンがあり,その後はダンス教室という具合に,小児や青年もおとな顔負けの過密スケジュールをこなさなければならず,自由な時間を持てないというストレスにさらされている。しかし,親はそのことを,子供に広範な教育と余暇活動を与える"最善のこと"としてしか認識していない。また,少子化の進展により成長期の若者は,家庭内でこれまで以上に注目される,より中心的存在となっている。MP3プレーヤー,TV,コンピュータ,ビデオなどにより供給されるさまざまなコンテンツも基礎緊張をさらに高める要因となる」
――ストレス症状はどのように説明できるか,また,その症状を軽減するにはどうすべきか。
 「ストレス症状は,生体が持続的に活動する結果として生じる。絶え間ない負荷により,神経系とホルモン系に絶えず警告が発せられ,アドレナリンをはじめとするストレスホルモンが血中に放出される。その状態が継続すると全身のバランスが崩れ,睡眠障害,頭痛,腹痛などの症状を生じることがある。こうした症状を軽減するために推奨できるのは,時間管理の適正化と社会的支援の十分な活用(しかるべき公的機関への相談も含む)である。また"内面のコントロール"も重要で,自分自身と周囲の状況をより肯定的に評価できるようになれば,ストレス要因を以前ほど煩わしく感じないようになる」
――ストレス症状を防ぐため,親や教師はどうすべきか。
 「目標とすべきことは,すべての要求を思い切って減らしてしまうことではない。最終的には困難を克服する方法を学ぶことも必要で,本来,親や教師は,頻回な頭痛や睡眠障害といったストレス症状の監視役であるべきだ。特に親がストレスと付き合うための模範を示すことも重要で,冷静な対処法を自身の生き方として示す必要がある」

問題解決の術を学ばせる
――ストレス克服プログラムの核心は何か。
 「われわれの最も重要な目標の 1 つは,青年に問題解決の方向で考える術を学ばせることである。青年は,状況を評価して,要求をクリアするための方法を模索すべきである。その際,解決法に徐々にアプローチするプログラムも有用である。学習内容で中心となるのは積極的に外部に支援を求めていくことで,肯定的に考える能力を高めることも重視している。Jacobsenの漸進的筋弛緩法といった緊張緩和法と時間管理もプログラムに組み入れられている」
――インターネットでのトレーニング・プログラムの効果についてどのように考えるか。
 「われわれの成果が示しているように,プログラムの認知度は非常に高くなっている。オンライン・トレーニングに対する青年の評価は明らかに改善している。しかし,このプログラムの提供経路をインターネットに限定してしまうと,プログラムにアクセスできる青年の数はかなり少なくなってしまうと考えられる」
――プログラムの内容は長期間有効か。いったん修得した解決法をより長く維持させるにはどうすべきか。
 「われわれの調査から,トレーニング終了後,小児では 6 か月以上,青年では 3 か月以上は安定した効果が続くことが実証されている。こうした効果持続期間については,現在も検証作業が進められているが,現時点では先に挙げた以上のことはまだ立証されておらず,過度の期待は禁物である。しかし,自分自身に,あるいはストレスを引き起こす状況に向き合う姿勢を変えることができ,ストレスが原因の頭痛に対して薬剤に頼らないほどまでに克服法をマスターできた段階で,われわれは既に多くを達成していることになる」
[Medical Tribune 2007年10月4日 (VOL.40 NO.40) p.06]