FC2ブログ
「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
健康リスクの指標には、自由行動下で行う24時間血圧測定が望ましいようです。

それでも、昼間よりも夜間の血圧が高い人のほうが死亡率は高いということですから、自宅で血圧を計測する際には、昼と夜とを計った方が良いですね。

どちらが、より重要ということではなく、血圧の変動を把握しておくことが大切です。

顔を洗うだけでも血圧は変化しますからね。



健康リスクの指標には昼間血圧、夜間血圧ともに重要


夜間血圧値のほうが昼間血圧値よりも重要な健康リスクの指標となるという考えに異論を唱える新しい研究結果が、英医学誌「Lancet」10月6日号で報告された。研究では、患者のリスクを知るためには昼間、夜間血圧ともに重要であり、自由行動下で行う24時間血圧測定が望ましいとしている。

今回の研究は、夜間血圧が高いことが心疾患発症などの有害転帰と関連しているというこれまでの報告を確認するために、ベルギー、ルーベンLeuven大学の医師らが中心となって実施したもの。ヨーロッパ、日本を含めたアジア、南アメリカの3大陸の約7,500人を対象に、平均約10年間の追跡調査を行った。

研究では、測定した昼間血圧、夜間血圧、24時間血圧をそれぞれ対比させて、心血管疾患あるいは非心血管疾患による死亡率、発症リスクなどを検討。その結果、昼間よりも夜間の血圧が高い人のほうが死亡率は高かったが、これは夜間血圧の高い人は高齢で、健康状態が悪いためであることなどが判明した。

フランス、パリ第5大学Universite Paris-DecartesのStephane Laurent博士は、同誌の論説で、この新しい知見が自由行動下血圧測定(ABPM)に対する新しいガイドラインに大きな影響を及ぼすだろうと述べている。

米国心臓協会(AHA)が2005年に出した勧告で、医師・患者ともに24時間血圧測定を行うことを奨励している米コロンビア大学(ニューヨーク)心血管・行動保健センター長のThomas G. Pickering博士は「今回の研究は、リスクを予測するには1日24時間の血圧測定が最も良いことを示しており、今後は、自宅での血圧モニタリングに関して、現在よりも幅広く使用することを勧めるつもりだ」と語っている。

同氏は、診察室での血圧測定に対する信頼性が低くなってきていることを指摘し、今後は、夜間血圧も測定できる新しい自宅用モニターが登場するという。また、AHAが新しく作成中の勧告では、自宅での昼間の血圧モニタリングが中心で、夜間の血圧測定についてはわずかになると予測している。

米シカゴ大学のGeorge Bakris博士は、今回の知見について「問題の真相を明らかにした点で貴重であり、夜間血圧と昼間血圧がそれぞれ別の意味を持つことを示した点で優れている。昼間血圧に対する夜間血圧の比率が重要なことは明らかだ」と述べている。


(2007年10月5日/HealthDayNews)