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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
今回取り上げたニュースによると、ストレッチによる筋肉痛の治療効果、予防効果がないか、あっても非常に小さいと分かったそうです。


運動前後のストレッチは筋肉痛予防に効果なし

ジム通いに熱心な多くの人が、運動前後に欠かさず行っているストレッチ。しかし、このストレッチが筋肉痛の予防に効果のないことが、オーストラリアの研究で明らかになった。

研究者らは、被験者10~30人を対象に実施された10件の研究結果を再調査した。10件中9件は実験室での設定で実施され、ストレッチを行った時間は40秒~10分とさまざまだった。筋肉痛の評価に100ポイントのスケール(尺度)を用いて評価した結果、運動前後のストレッチによるメリットは、100ポイント中1ポイント以下というわずかなものであった。

研究著者でシドニー大学理学療法学科のRobert Herbert氏は「データは驚くほど一致していた。得られたエビデンス(証拠)からは、運動の前後に行うストレッチは、健康な若年成人の筋肉痛予防にはならないことが示唆された」と述べている。

しかし同氏らは、柔軟性の低下した人でのストレッチ効果の有無については、さらなる研究が必要だとしている。研究結果はCochrane Library Newsletter」10月17日号に掲載された。

(2007年10月18日/HealthDayNews)


今回の記事で、効果が認められないのは、あくまでも「筋肉痛の予防」という点に対してです。

巷では、某有名DCによるアンチ・ストレッチングの書籍も売られていますが、現段階における様々な研究をもとにした最新の考え方としては、「定期的にストレッチングをした場合には、ケガをある程度防止することができる」ということが認められています。

つまり、現段階で言えることは、「筋肉痛予防の観点から言えば、運動前後のストレッチはやってもやらなくても同じ。行うことで何かしらの危険性が高まるという報告も無く、やってはいけないということも無い。筋肉痛の予防にはつながらないものの、定期的に行う事で怪我の予防になる」ということのようです。


また、実際に筋肉痛が出始めてからストレッチングを行うと、その鎮痛効果の持続時間はほんの15~20分にすぎないものの、筋肉痛が一時的に緩和する可能性はあるようです。
予防にはつながらなくても、一時的な鎮痛効果はあるんですね。


運動前にストレッチを実施するにあたっては、注意が必要です。
それは、ストレッチ後は一時的な筋力低下を起こすということです。
筋肉は縮んで力を発揮しますが、ストレッチは筋肉を一定時間伸ばすため、力が出にくくなるために起こります。
そのため、運動直前のストレッチはむしろ逆効果といえます。
筋肉痛鎮痛効果は、15~20分と言われていますが、ちょうどそのくらいの時間で、筋出力は元に戻るといわれていますから、運動前のストレッチは、せめて運動15分前には終えておく事が望ましいといえます。
お忘れなく。