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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
脳は、体の動きに関しては左右逆につかさどっています。
右半身の運動は左脳。
左半身では右脳っていう具合です。
音を聞き分けるのは、こうした運動に関するシステムとは異なって、片側の耳から入った音は両方の聴覚野が受け持っています。
右の耳から入った音でも右脳の左脳の両方で処理しています。
それでも、左右の聴覚野においては、多少の役割の違いがあるようです。
今回の記事によると、大切な音と雑音の聞き分け担当は左脳が行っているようです。
これは、言語の理解をつかさどる言語野が、左脳に集中していることと関連があるようですね。
音情報の聞き分け、言語理解は左脳が優位に働いていますから、左脳を賦活させるような刺激の入力しながら聴覚、言語に関するリハビリというパターンが有効なのですね。


左脳:大切な音と雑音の聞き分け担当…岡崎の研究所が実証

 騒がしいパーティー会場でも会話の相手や携帯電話の声が明瞭(めいりょう)に聞こえるのはなぜか--。自然科学研究機構生理学研究所(愛知県岡崎市)の柿木隆介教授らのチームが、大切な音と雑音を聞き分ける能力を左脳の聴覚野が担当していることを突き止めた。「カクテルパーティー効果」と呼ばれる人間特有の聴力を実証した成果で、英国科学誌「ビーエムシーバイオロジー」(電子版)に発表された。

 耳から入った音を聞き取る聴覚野は、脳の左右にあるが、体の動きを左右逆につかさどる運動野と違って、片方の耳からの音は両方の聴覚野が受け持っている。

 今回の研究では、成人男女10人に雑音と特定の信号音を聞いてもらい、音を処理する神経細胞の活動を脳磁図で測定した。その結果、両方の音によって減衰する神経活動が、右脳の聴覚野よりも左脳側は低下しなかった。左脳側は信号音を聞き取る能力が発揮され、右脳側は両方の音が干渉し合って能力が低下した。

 柿木教授は「左脳の聴覚野が音や言葉を特別に聞き分けていることを証明できた。言語の理解をつかさどる言語野が、左脳に集中していることに関連しているのではないか」と話している。

毎日新聞 2007年11月17日