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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
慢性的な疲労と自律神経の不調。
疲労によって、自律神経の活動・緊張モードである交感神経が緊張状態に陥り、リラックスモードである副交感神経機能が低下することが、明らかになったようです。
活動モードにスイッチが入っているのに、疲労してしまっているカラダとの間でバランスが保たれていないとうのが、その背景のようですね。
当院で行っているような手技療法は、身体をリラックスモードに導いていくと言う点で、これまでのさまざまな研究・報告などでも効果が高いと言われていますから、慢性疲労にお悩みの方にも、お勧めですね。



慢性疲労時は副交感神経機能が低下

 慢性的な疲労感を訴える疾病ではしばしば自律神経失調症状が認められる。大阪市立大学システム神経科学の山口浩二氏らは,循環器疾患患者などを対象に加速度脈波のa-a間隔周波数解析による自律神経系評価について報告。慢性疲労時には,交感神経機能を反映する低周波成分(LF)は不変だが,副交感神経系を反映する高周波成分(HF)が低下し,相対的に交感神経緊張状態(LF/HF上昇)となることを示した。

疲労感が高度なほどLF/HFが上昇
 CFSや慢性疾患では疲労感とともに,頭痛・頭重感,動悸,胸内苦悶,肩こり,筋痛・関節痛,めまい,のぼせ,消化器症状などが高率に出現する。器質的異常が見られない場合,多くは副交感神経系に対して交感神経系が優位になることに起因する自律神経失調症状と考えられる。
 山口氏らは,CFS患者の自律神経系機能評価として,加速度脈派のa-a間隔周波数解析により交感神経由来のLF(0.02~0.15Hz),副交感神経由来のHF(0.15~0.4Hz)を定量したところ,Visual Analogue Scale(VAS)による疲労感が高度なほどHFが低下するが,LFは健康人と差がないこと,その結果としてLF/HF比が上昇し,交感神経緊張状態となることを報告している。
 さらに,CFSと同様に病的な慢性疲労を訴える疾患として,循環器疾患(高血圧症,慢性心不全),C型肝炎,糖尿病,炎症性腸疾患(クローン病,潰瘍性大腸炎)および感染症(肺結核症,HIV)の患者を対象に自律神経機能評価を試みている。
 これまでの解析では,C型肝炎を除いて,疾患重症度とLF/HFは必ずしも関連しなかったが,いずれの疾患でもVASによる疲労度が高度なほどHFが低下してLF/HFが上昇し,交感神経緊張状態となることが示された。疲労以外の自律神経失調症状としては,高血圧症では前胸部痛,胸部圧迫感,動悸が,C型慢性肝炎や糖尿病では頭痛・頭重感,便秘,頻尿が多いなど,疾患によって異なる傾向が見られるという。
[Medical Tribune  2008年4月3日(VOL.41 NO.14) p.23 第4回日本疲労学会]