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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
疲労感の強い学生では、主食は米飯が少なく、めん類が多い傾向があるようです。
それから、これは一般的にもよく言われている内容と一致しますが、副食は野菜が少なく、魚介類、豆類、果実類も少ない傾向が見られたようです。
主食にめん類が多いというのは、そばやうどん、パスタに偏っているというよりも、インスタントラーメンやカップ麺をよく食べている、ということなのかも知れませんね。
インスタントラーメンやカップ麺は、たしかに美味いですが、栄養面に弱点がありますからね。
日頃、疲労感を感じている方は、学生さんに限らず、食生活を見直すことが大切ですね。


大学生で疲労と食生活との関連示す

 関西福祉科学大学健康福祉学部健康科学学科の倉恒弘彦教授らは,同大学の学生52人を対象に疲労度と食生活に関する質問票調査を実施。疲労度スコアが健康成人の平均値+2SDを超える疲労感の強い学生では,主食は米飯が少なく,めん類が多い一方で,副食は野菜が少なく,魚介類,豆類,果実類も少ない傾向が見られたと報告した。

疲労危険群では米飯少なく,めん類が多い
 同大学の学生52人(男性18人,女性34人)を対象に,疲労に関する20項目のアンケートと,エクセル栄養君Ver2FFQgを用いて1週間の前向き食事摂取頻度調査を実施。アンケートの結果,疲労安全群(健康成人平均スコア+1SD以下)25人,疲労要注意群(同+1~2SD未満)12人に対し,疲労危険群(同+2SD以上)は15人と多数であり,これら3群の1日当たりの食品・栄養摂取推定量について検討した。
 その結果,主食は,疲労安全群に比べて,疲労危険群では米飯が少なく(287.0±92.5g対210.9±70.1g,P=0.02),めん類が多かった(ゆで:49.4±64.3g対78.9±48.1g,P<0.05)。副食は,疲労安全群に比べて,疲労危険群では野菜が少なく(生:160.8±82.5g対113.6±91.0g,P<0.05),魚介類,豆類,果実類も少ない傾向があった。また疲労危険群では魚油に多く含まれるn-3系多価不飽和脂肪酸が少なく,n-6/n-3系多価不飽和脂肪酸比は5.8±0.9と疲労安全群(5.2±0.9)よりも高かった(P<0.05)。
 そのほか,疲労安全群に比べて,疲労危険群ではマンガンが非常に少なく(P<0.001),Mgや亜鉛,銅などの無機質も少ない傾向があった。また,脂溶性ビタミンではA・レチノール当量,Kが少なく(各P<0.05),Dも少ない傾向があった。水溶性ビタミンではB12,Cが少なく(各P<0.05),B1 ,B6 ,パントテン酸,葉酸も少ない傾向があった。
 以上から,倉恒教授は「主食を米飯中心にして,野菜や魚介類を含む多種類の食品を組み合わせて取ることが,n-6/n-3系脂肪酸比やビタミン・無機質摂取を改善し,疲労軽減に役立つのではないか」と述べた。
 なお,同研究では疲労危険群は朝食欠食率が高く,夕食を夜9時以降に取る頻度が高かったという。
[Medical Tribune  2008年4月3日(VOL.41 NO.14) p.23 第4回日本疲労学会]