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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
痛みのコントロールに関連した注目記事です。


禅の瞑想(めいそう)法で痛みが軽減

十分な訓練を積んだ人であれば、禅の瞑想(めいそう)法によって中等度の痛みに対する感受性が低下することが、カナダの研究者らによって明らかにされた。この瞑想法は仏教に由来する“マインドフルネス瞑想(mindfulness-based practice)”と呼ばれるもので、周りの状況と同様に自身の内面にも注意を向けることが要求される。

カナダ、モントリオール大学生理学のJoshua A. Grant氏らは、この瞑想法の訓練を1,000時間以上積んだ禅の瞑想者13人と瞑想やヨガの経験のない同年齢の男女13人を対象に、中等度の痛みに対する反応を比較した。研究結果は、医学誌「Psychosomatic Medicine(心身医学)」1月号に掲載された。

研究では、ハイテク温度プローブを用いて被験者の左ふくらはぎに、37℃(微温)から43℃(温かい、無痛)、最大53℃(熱い、中等度の痛み)まで一連の熱“刺激”を与えた。各セッション中、被験者は、①目を閉じたままで眠らないようにする、②目を閉じて左脚の刺激に集中する、③目を閉じて左脚に集中し、刺激を判断するのではなくただその時の感覚を観察する、のいずれかの指示を受けた。

疼痛レベルの自己報告の結果から、瞑想者では“マインドフルネス”を刺激する3番目の指示により痛みの軽減が認められたが、非瞑想者では影響がみられなかった。非瞑想者では2番目の指示も有用でなく、痛みの強度、「不快さ」ともそれぞれ15、21%上昇したが、瞑想者では上昇していなかった。

瞑想者における痛みの軽減は瞑想の経験に関連しており、上級者になるほど痛みが軽減した。また、瞑想者の呼吸速度は非瞑想者に比べてはるかに遅く、心肺系が瞑想による疼痛コントロールの潜在的なメカニズムである可能性が示された。Grant氏は「禅の瞑想法を訓練すれば鎮痛薬が不要になるわけではないが、瞑想や催眠に関する研究を通して、われわれが経験する(痛みなどの)症状を、これまで考えられていた以上にコントロールできることが徐々に明らかになってきた」と述べている。

米マサチューセッツ総合病院(ボストン)のHerbert Benson博士は、今回の研究について「非常に重要であり、疼痛コントロールの心身的アプローチを支持する土台の1つになる。医師を受診する60~90%はストレスが原因。薬剤や外科手術による治療がうまくいかない症状に対して比較的有効かつ安価な方法があることを示唆している」と述べている。(HealthDay News 1月29日)




注目すべき点は、「瞑想者の呼吸速度は非瞑想者に比べてはるかに遅く、

心肺系が瞑想による疼痛コントロールの潜在的なメカニズムである可能性が示された」


というところ。

呼吸のコントロールがうまく出来ることがいいみたいです。

というところで、禅に限らず、ヨガなどの熟練者も同様の結果が表れることでしょう。

ちなみに今回の実験に用いられた痛みタイプは、急性痛もどきですので、

慢性痛の場合では、どうなんでしょうね。