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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
連日、股関節のことばかり書いておりますが、本日も股関節について。



股関節の外旋(ガニ股方向の動き)と内旋(うち股方向の動き)では、

それぞれの筋肉の作用も股関節の屈曲角度によって変わります。

ある角度までは、外旋に作用していた筋肉が、

反対方向の動きである内旋に作用するのです。



立位姿勢で、

脚を床方向に垂直に下ろしている位置(屈曲角度0度)では、

外旋には、大殿筋上部、大殿筋下部、中殿筋後部、小殿筋後部、

梨状筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋が作用します。

内旋には、中殿筋前部、小殿筋前部が作用します。



屈曲角度(太ももを持ち上げる動き)が30度を超えたあたりから、

大殿筋上部が内旋の作用を持ち始め、

この角度での外旋では、大殿筋下部、中殿筋後部、小殿筋後部、

梨状筋、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋が作用し、

内旋には、中殿筋前部、小殿筋前部、大殿筋上部が作用します。



屈曲角度が60度あたりになると、

多くの筋肉に作用の逆転現象が起こり、屈曲角度90度のあたりにおいては、

外旋に作用するのは、大殿筋下部、内閉鎖筋、外閉鎖筋、大腿方形筋となり、

内旋に、大殿筋上部、中殿筋前部、中殿筋後部、小殿筋前部、

小殿筋後部、梨状筋が作用するようになります。



同じ筋肉でも、屈曲角度によって、

作用が逆転したりもしますから、ややこしいところではありますが、

こうした機能の変化に基づいて、

股関節や周辺の筋肉の状態を評価すると、

案外簡単に、不調の背景が見えてくるものです。

また、股関節の調整で、屈曲角度を変えながら、

アレコレ行うのも、こうした理由からなのです。