FC2ブログ
「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
来院されている方から、

「ゆっくりとしたリズムで調整するときと、速めのリズムのときがあるけどなぜ?」

という質問を受けました。

お身体を整えていく際の調整刺激のリズムは、

その方の呼吸のリズムやターゲットの組織の構造的・機能的な特徴に合わせて、

その都度変えていますが、そのほかに、「粘性」という点も考慮しています。

筋肉、腱、靭帯などの軟部組織の細胞間質(さいぼうかんしつ)には、

もともと粘性があって、運動に対する抵抗を持っています。

細胞間質は、透明な粘性の流体(生卵の白身のような感じ)で、

身体のすべての細胞を囲んでいます。

この粘性は、動かすスピードによって、その抵抗の度合いに違いがあります。

プールで泳ぐとき、ゆっくりと腕をかくとそれほど水の抵抗は感じませんが、

速く腕をかくと、強い水の抵抗を感じるようになりますよね。

これは、水に限らず、細胞間質においても当てはまります。

粘性が高い状態で、急激な力を加えると、

軟部組織はこわばって、損傷しやすくなります。

そのため、軟部組織の細胞間質の粘度が高い場合には、

ゆっくりと行います。

調整の動きによって、局所的に熱が上がってくると、

粘性は低下してきますので

それに合わせて、速いリズムになっても、

身体に無理をかけることなく、整えていくことができるようになるのです。


質問してくださった女性の方は、

全体的に、じっくり、じわーっとしたリズムが、お好みのようですが、

施術の際の、調整刺激のリズムが微妙に異なるのは、

こうした理由もあるのです。