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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
野球をやっている高校生が股関節の違和感を訴えて来院されました。

整形外科での骨などには異常なしとのことで来院されましたが、

今のところ、股関節の不調以外に、肩や肘の不調はなかったようで、

一安心しました。

というのも、野球の投球動作において、

肩や肘の痛みや違和感などの隠れた誘発要因として、

股関節の制限や殿筋群の筋力低下などがあげられるからです。

例えば、右利きの投手の場合、

左股関節の機能障害や殿筋の筋力低下(疲労性も含む)があると、

前足となる左脚が棒立ちになり、重心が後方に残り、

腰(骨盤)もうまく回転しなくなります。

それによって、下半身と上半身がうまく連動しなくなって、

肩や肘に大きなストレスを与えてしまう結果となるのです。

ということで、肩や肘の投球障害がある場合、

股関節や殿筋などのチェックも欠かせないのですが、

中部大学准教授の宮下浩二先生の研究報告によると、

投球動作において、

股関節の内転(脚を閉じる方向の動き)角度はどれくらい必要か、というと、

30~40度必要とのこと。
(スポーツ選手のためのリハビリテーション研究会第14回研修会会紙、1996)


股関節の内転方向への可動域は、

一般的に中間位から25度が正常可動域とされています。

その可動域を制限する組織として、

坐骨大腿靭帯の上部線維、腸脛靭帯、大腿筋膜張筋などがあげられます。


当院に来院されている野球の指導者の方のお話によると、

最近では、中学・高校などの野球部員などの間でも

「肩甲骨の可動域を広げる」ということが注目されているようで、

さまざまなエクササイズやトレーニングを導入しているようです。

それと同時に、股関節を使いこなす/股関節の機能障害を適時リセットする、

という点についても、当り前に取り組まれるようになるといいな~と思います。


さて、本日来院された野球部員くんの股関節の違和感は、

うまく施術効果が出せたようです。

明日以降の練習で様子を見て、来週再チェックする予定です。