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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
女性の脚を美しく見せるハイヒールではありますが、

やはり、脚への負担は相当なもののようですね。

努力なくして美は得られないとは言いますが、

あまりにヒールが高い靴は避け、履くのは週1、2回程度にし、

デスクに座っている時などはできる限り脱ぐようにする、

といった付き合い方が良いようですよ。

ハイヒールで高まる肉離れ発生率、週40時間以上で6倍 フィンランド研究

 紀元前には既に女性をとりこにしていたといわれるハイヒール。見た目が美しくなる半面、脚には大きな負担が掛かることが指摘されている。フィンランド・ユバスキュラ大学のNeil J. Cronin氏らは、ハイヒールと女性の脚に関する研究を行ったところ、ハイヒールを週40時間以上履く女性は、未着用時(素足)に比べ着用時に肉離れ(筋挫傷)を起こす確率が約6倍高まることを、1月12日付の米医学誌「Journal of Applied Physiology」(電子版)に発表した。

2年後の歩行特性など評価
 ハイヒールを着用すると、いわばつま先立ち状態(底屈肢位)が続き、腓腹(ひふく)筋およびヒラメ筋から成る下腿(かたい)三頭筋と、これらと骨を結ぶアキレス腱(踵骨腱=しょうこつけん=)が緊張を強いられる。

 Cronin氏らは、習慣的にハイヒールを着用する9人(ハイヒール群=平均年齢25歳、平均身長168センチ、平均体重65キロ)と、あまりハイヒールを着用しない10人(対照群=同25歳、166センチ、60キロ)の2年後の歩行特性(ステップ長※1、ステップ時間、ストライド長※2、ストライド時間など)、表面筋電図、内側腓腹筋筋束の超音波検査などを行った。着用するハイヒールのかかとの高さは5センチ以上、1週間当たりの着用時間はハイヒール群が40時間以上、対照群が10時間未満だった。

 2年後の検査では、ハイヒール群にはハイヒール着用時および未着用時(素足)で10回ずつ、対照群には素足のみで10回、約8メートルの床反力測定盤の上を自由な速度で歩行させた。床反力は踏み込む強さを測る目安だ。

 その結果、歩行特性のほとんどの項目はハイヒール群(素足、着用時ともに)と対照群で差が認められなかったが、ハイヒール群のステップ長は素足(0.63メートル)に比べて着用時(0.61メートル)で短いことが分かった。

女性の苦痛や疲労を裏付ける結果
 筋活動は、ヒラメ筋と前脛骨(けいこつ)筋では差が見られなかったが、内側腓腹筋では対照群と比べてハイヒール群でより大きく活動していることが分かった。また、この筋肉への負荷を示す筋束長は、起立時も歩行時も対照群よりハイヒール群で短かった。一方、超音波による床反力の最大値では両群に差が認められなかった。

 ハイヒール群の着用時と素足の比較では、ヒラメ筋と前脛骨筋の筋活動は着用時で大きかったが、内側腓腹筋では差が認められなかった。内側腓腹筋の長さは、起立時も歩行時も着用時で短いことが分かった。これは、足関節がつま先立ちの状態をより強いられるためだという。床反力の最大値も、着用時で大きいことが確認された。

 Cronin氏らは「長期にわたる習慣的なハイヒールの着用により、歩行時の筋活動に悪影響を与える可能性がある。ハイヒールを着用する女性が苦痛や疲労を訴えることを裏付ける結果だ」と結論。今回の研究結果を基に、ハイヒール群における着用時の肉離れ発生率は素足に比べて約6倍になると推定した。(2012年2月9日:Medical Toribune)