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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
本日いらした女性。

定期的に来院されているのですが、

体に、大きな変化があった様子。

「コーヒーやお茶を受け付けなくなって、白湯を飲んでいる」

「眠くて眠くて仕方がない」

など。

施術後の反応として、好転反応とか治癒反応と呼ばれる現象がありますが、

施術後に起こるそれらを小さな波とすると、

今回この女性が経験しているのは、

それらの大きな波と言ってもいいかもしれません。

これらの反応は、

一見すると、体が悪くなったと感じてしまう状況ですが、

この女性は、この状態を悪いものとはとらえなかったようで、

ちゃんと、変化の流れに逆らうことなく、うまく乗っているようです。

それは自身が相当の緊張の中で生活してきたという自覚があったためと、

上っ面のリラックスではなく、本質的なリセットの過程を歩む際に、

どういうものが表出してくるかということを、

感覚的にも、知識的にも

持ち合わせていたためだろうと思います。


今後、こういう過程に突入する方もいらっしゃるかもしれませんので、

今、この女性が突入している段階について、少し書いてみたいと思います。


症状を解消するという目的とは別に、

体を『整える』という道筋で、施術を継続していると、

体の感覚が“切り替わる”という段階があります。

この段階には、細かく段階もあるわけですが、

身体感覚が従来のものとは、置き換わります。

バージョンアップというより、車そのものを買い替える感覚でしょうか。

“切り替わり”の状態に、なじむまでは、

これまではOKだったものがOKではなくなります。

たとえば、これまでは普通に飲み食いしていたものを受け付けなくなるとか、

好きだった音楽がうっとうしく感じられたり、騒音のように感じられたりだとか。

これは、五感も含めた身体感覚が、

これまでの設定から新しい設定に移行する時によくおこる反応です。

心身が、ある種の一定以上の緊張と共にあった状態から、

一段階緊張がほどけ、リラックスの基準が、

一段階深まった状態へ移行するため、

新しい身体感覚にあった刺激じゃないと、不快に感じるのです。


この段階に入ると、「眠くて仕方がない」という状態にもなります。

無意識レベルで、「動くこと」よりも、「回復させる」ことが優先されるためです。

この段階では、意志の力で動こうと思っても、

「体に逆らえない」という感覚でもあるので、

自然と、寝る、休む、を優先させることになります。

こうした段階は、数週に及ぶこともありますが、

上手く経過できると、この段階突入前と後では、

心身の在り方が、大きく変わります。

見るもの、聞くもの、全てに新鮮さがあります。


この段階まで、経験された方は多くはありませんが、

本日いらした女性のように一度でも経験すると、

体と、ちゃんと仲直りできますよ(笑)