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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

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“痒みは皮膚科へ”が一般的ですが、どうやらそのほかにも選択枝はあるようです。


神経障害が腕の痒みの原因に

〔独ミュンスター〕 ベストファーレン・ウィルヘルム(ミュンスター)大学病院皮膚科のFunda Schürmeyer-Horst博士らは「腕に原因がはっきりしない限局性の痒みがある場合には神経障害が原因となっている恐れもある」と64歳女性患者の症例を交えてDer Hautarzt(2006; 57: 523-527)に発表した。

C6圧迫が神経路を刺激
 原因がはっきりしない限局性の痒みの診断は難しいが,皮膚の痒みが耐えられないほど強い場合には,必ずしも皮膚疾患とは限らず,中枢神経系の求心性神経の損傷が原因であることも考えられる。そうしたケースでは,神経学的あるいは放射線医学的診断が有用である。
 この女性患者の場合,6 か月前に肘関節内側から始まった右前腕の痒みが拇指にまで広がり,皮膚には掻破された小結節が認められた。アレルギーやアトピーの素因は見られなかったが,頸椎症候群の既往が確認された。組織学的検査では単純性痒疹と合致する所見が得られたが,神経内科医の診断では異常は認められず,特に高度の感覚運動機能障害は見られなかった。しかし,最終的には頸椎MRIにより,変性性の脊柱管狭窄によるC6神経根の圧迫が原因と判明した。そこで,ガバペンチンおよびポリドカノール尿素クリームを投与したところ,数週間で皮膚病変と痒みはともに消失した。
 Schürmeyer-Horst博士は「腕橈骨部のそう痒(brachioradial pruritus)は神経障害に起因するまれなそう痒症で,神経根の刺激や圧迫,神経路の過剰興奮により引き起こされる。原因療法が行えない場合には,抗てんかん薬ガバペンチンの投与が有効なこともある」とまとめている。
[Medical Tribune 2007年7月19日 (VOL.40 NO.29) p.08]




記事によると「腕橈骨部のそう痒は神経障害に起因するまれなそう痒症で、神経根の刺激や圧迫、神経路の過剰興奮により引き起こされる。」とのことです。
アレルギーと言葉が、ごく日常的に使われる時代ですから、「痒み=アレルギーが原因」としてしまわないよう注意が必要ですね。
アレルギー症状をもっている方が、痒みを感じた場合でも、もしかしたらその痒みの原因は神経由来のものかもしれませんので、皮膚科での治療で回復が思わしくない場合には、神経関係の専門医を受診する選択枝は持っていたいものです。

神経路の過剰興奮なども原因ということは、カイロや整体のような手技療法でも改善可能な痒みもあるってことですね。
アトピーの方以外で、主症状として痒みを扱ったことは、これまであまりなかったのですが、う~ん おもしろそう。
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