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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

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運動療法は、適切な指導の下で行うことで、内科系疾患にも有効なものとなります。
運動療法は、頭であれこれ考えていても仕様がありませんよ。
ただひたすらに実践あるのみ。
まずは、はじめの一歩を踏み出しましょう!


運動療法の新たなパラダイム―生活習慣病の予防,治療,評価への活用

生活習慣病の増加に伴い,運動療法は整形外科領域から内科領域へ,また治療手段から予防手段へと活用の場を拡大しつつある。神戸市で開かれた第26回臨床運動療法研究会(会長=兵庫県立総合リハビリテーションセンター中央病院・加藤順一副院長)では,内科系疾患の予防,治療,評価に運動療法を活用した数々の研究の成果が発表された。

「健康づくりのための運動基準」は心疾患患者にも妥当

 運動療法は動脈硬化を抑制し,退縮すらもたらすことが報告されているが,現実問題として心疾患患者にそれだけの運動が行えるのであろうか―。この問に対し,埼玉医科大学国際医療センターリハビリテーション科の牧田茂准教授が出した答は"Yes"である。同准教授は,長期心臓リハビリテーションを実行中の患者の身体活動量と頸動脈内膜中膜複合体厚(IMT)変化を検討した結果,動脈硬化の進行が抑制される運動量は「健康づくりのための運動基準」の値と合致し,大半の患者はこれを実践できていると,同シンポジウムで報告した。

1日5km,8,500歩の歩行で動脈硬化の進行を抑制
 Hambrechtら(1993)によると,冠動脈の動脈硬化進行を抑えるためには週当たり1,533kcal,退縮を得るためには2,200kcalの身体活動が必要であるという。牧田准教授らは,この数字が現実的なものか否かを検討するために,発症から 1 年以上の心臓リハビリテーション継続者58例(平均年齢61.0±7.4歳,全例男性)にカロリーカウンターを装着し,身体活動量を測定した。その結果,60%の患者は1,500kcal/週以上の活動を実践しており,かつその半数以上(全体の38%)は2,200kcal/週以上の活動者であった。
 1,500kcal/週の運動は,ウオーキングに換算すると,1 日当たり約8,500歩,距離にして約 5 kmとなる。そこで同准教授らは,実際にそれだけの歩行を行っている人と行っていない人の動脈硬化の進行度を比較するため,1 日の歩行距離が 2 km未満,2~ 4 km,4 ~ 6 km,6 km以上の患者各10例,計40例を抽出し,IMT変化を平均16.2か月にわたり追跡した。その結果,前 2 者のIMTは増加,後 2 者のIMTは減少と,4 kmを境に明暗を分ける結果となった。すなわち,1 日 5 km程度のウオーキングを行うことで,実際に動脈硬化の抑制や改善が得られるものと思われた。
 なお,昨年改訂された「健康づくりのための運動基準」において,望ましい身体活動の基準値は23Mets・時/週と記載されているが,この運動量は「 1 日当たり8,000~ 1 万歩の歩行」に相当する。同准教授は「上記の事実から,この基準は心疾患患者にも十分適用できると思われる」と述べた。

第26回臨床運動療法研究会
[Medical Tribune 2007年9月20日 (VOL.40 NO.38) p.33]



冠動脈の動脈硬化進行を抑えるためには週当たり1,533kcal、退縮を得るためには2,200kcalの身体活動が必要であるそうです。
1日当たり約8,500歩、距離にして約 5 kmが目安。
少しずつ歩数や距離を伸ばしながら取り組んでみましょう。
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