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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

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しばらく歩いていると襲ってくる下肢への痛みやしびれ。
その場で立ち止まったり、座るなりして休憩すると再び歩行可能になってしまう症状を「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」といいます。
通常は、高齢者などに多くみられる「脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)」や脚の動脈などが閉塞しているケースが疑われます。
この記事の場合、上記のような異常は見つからず、運動負荷試験を実施したところ、疼痛発現と同時に左趾が蒼白化し、MR血管造影において、腸骨動脈領域での問題が見つかり、結果的に末梢塞栓を伴う腸骨動脈血栓症と診断されたようです。

腸骨動脈(ちょうこつどうみゃく)は、腸骨(ちょうこつ:こしぼね)の内側(へそ寄り)から鼠徑部(そけいぶ)を通って、足に向かって走る動脈ですが、ここでのトラブルが「間欠性跛行」を招くんですね。




間欠性跛行患者で趾が蒼白化
末梢塞栓伴う腸骨動脈血栓症と判明

〔スイス・バーゼル〕バーゼル大学病院のRolf W. Huegli博士は,3 週間ほど前から生じた歩行障害と左足の痙攣性疼痛のため同院を受診した35歳の男性患者についてDeutsche Medizinische Wochenschrift(2007; 132: 987-988)に発表した。
 同患者の症状は間欠性跛行に典型的なもので,歩行距離が150mに達すると足に疼痛が現れ,その場で立ち止まったままでいると疼痛は改善した。診察では異常が認められなかったが,トレッドミル運動負荷試験を実施したところ,疼痛発現と同時に左趾が蒼白化した。
 MR血管造影では,左腸骨動脈領域における造影剤集積の程度が弱く,こうした知見は外腸骨動脈にまで達していた。
 結果的に末梢塞栓を伴う腸骨動脈血栓症と診断され,原因が特定できなかったため特発性と分類された。経大腿動脈血栓摘出術後の組織検査により悪性疾患は除外された。経口抗凝固薬を投与したところ,症状は現れなくなったという。
[Medical Tribune 2007年10月25日 (VOL.40 NO.43) p.07]





こういう症例は、知っておいて損はありませんね。
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